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2004年09月28日
「誰も知らない」 ~ガンガン報告3
[レコメンド]
遅ればせながら観てきました、「誰も知らない」。

あ痛たたた…。
予想通り、胸の、丈夫でない部分を突いてくる映画。
子供たちの健気さと目のチカラに打たれ、映画館のシートの上で卒倒的にぐにゃり。
劇中、何度か登場人物どうしが手をつなぐシーンがあるんだけど、誰か側にいるひとの手に触れたくなる、なんともいえない物語です。
救いだったのは、高畑アニメ「火垂るの墓」ほど凹むお話ではなかったこと(あれくらいブルーになるんじゃないかと心配していた:笑)。しかしベースになった事件(詳細はこちらのHPの「巣鴨子供置き去り事件」に詳しい)の結末を知ってると「この映画って、事件のどこまでを、どうやって描くんだろう」とハラハラするのも仕方ねえことでござんすよ。
一方では、ちょっと毒がなさすぎるんじゃないか、とも。
よくも悪くも、物語を綴る人(監督)の目線が優しすぎるつーのかなあ。
子供たちを放置するお母さんも、マンションの大家さんも、コンビニの店長も店員も、それぞれのお子のお父さんも、援交するサラリーマンも、実際の事件では殺人犯となる主人公の友達も、この物語の中では皆、一線を越えない善良な人たちなんだなー。
「一線を越えない善良な人たちの綾があっても、悲しい事件は起きてしまう」ってこと?
でも、こんな人たちに囲まれていたなら事件にはならなかったんじゃないかな。
実際の事件と比較するのはナンセンスかもしれないけど、子供を放置したお母さん、届けを出さなかったお父さん、長男や長男の友達…彼らはほんの少しずつ人間としての/オトナとしての悪さやずるさ、無責任さを持っていて、それが滓みたいに積もってしまった。挙句に最も弱いところに力が寄ってしまって事件になったんちゃうの?と。 「毒」は、それぞれが持つ分量は、多分そんなに特別たくさんではなかったんだけども、誰も毒消しの役割をすることができなかったから、こんなにも悲惨な事件になってしまったんちゃうんかなあ?…と。感じた次第。
映画は実際の事件ほど悲惨ではないのですよ。ちょっと安心。
…って、とはいえ、十分に悲しいお話ではあるんだけども。
娘を持つ身としては、もう、「だめっす、だめっす! あ~も~」の連続。
何度か「ナンだよ、そこのオトナ! おい、誰か気付け~」とか声に出して観てたし。
子供たちの、一生懸命な姿に涙ちょちょ切れ。つーか、是枝監督らしいという、ノンフィクション的な演出が効いていて、演技と言うには自然体すぎる子役たちが素晴らしい。それだけでも観る価値あります。「優しくなれる映画」は間違いないです。
あ、ゴンチチの静かな音楽も含めて、美しい映画であることも間違いありません。
Posted by Johane at 2004年09月28日 02:23
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こんにちは!教えていただいた姉妹館は「アミューズCQN」っていうんですね~ 映画館が増えるのってうれしいです☆
Posted by: luvandroid_cherry at 2004年10月14日 18:29