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2007年12月09日

銀杏BOYZ NEWS23に生出演。

[隷属願望]

銀杏BOYZの峯田くんが、いよいよ凄いことになってきている。

「銀杏BOYZ? なにそれ?」
という方には、ぜひ心を込めておススメしたい。
おそらく、いま日本で最も危なっかしいところを歩いているバンドだ。

ボーカルの峯田くんは、「天才アーティスト」のひとりだ。
彼について、20年後の音楽ファンも語っているに違いない。
(小ネタではあるが、「SPA!」のリリーフランキーさんとみうらじゅんさんの連載
「グラビアン魂」で、峯田君は初めての男性モデルとなった。
あの御大ふたりも”惚れている”らしい)

銀杏BOYZは、あまりテレビなどに出ない。
活動の中心はライブだという。

しかしそのライブでは流血、火傷、骨折、猥褻物陳列が多発している。
破壊的・反社会的なアクションの経歴を表面的な情報として捉えれば、
テレビ局としては「扱いづらいアーティスト」の筆頭だろう。
テレビに出ないのは、実は「いままでどこからも声をかけられなかったから」と
峯田くん自身がブログで明らかにしている。


しかし、銀杏BOYZの、峯田和伸の、その滅茶苦茶なパフォーマンスの根っこにあるのは、
破壊願望でも、自己顕示欲でもなく、「圧倒的な優しさ」なのではないか。
そして、銀杏BOYZを愛している若者たちはそれをよく理解している。
こんなことを書くと、まるで10代の男子のようだけれど、

峯田くんは、ある種の霊媒師のような能力を持っていて、
観客、あるいは相対する人の持っている「心」を感じてしまう力を持っているのでは
ないか、とオイラは読んでいる。

ステージの上でメンバーに激しく体当たりし、めちゃくちゃに暴れて機材に激突し、
スピーカーから飛び降り、観客席にダイブし、
体中をざくざくと切り、鼻血を出し、骨折し、大火傷する。
ときにはツアーを中止させるような大怪我をして入院までしてしまう。

その姿はまるで観客の「心」をうけとって、身代りに自傷しているイタコのようだ。
歌によって、観客の心や、不安や、攻撃性を引き出し、
自らの体を張って、自らを生贄にすることによって、その呪いを
清めているようにすら見えるのだ。

そんなわけで、自らを犠牲にしてぼくらを救ってくれている
…かもしれない峯田くんの歌に、おいらたちは意味なく感動してるんじゃないかな。

こんなことを長々と書いたのは、先日、彼らがテレビ生出演を果たして、
それがブログで話題になっているからだ。

NEWS23の番組としての姿勢を揶揄している人も少なくない。
いやいや、しかし彼らに生出演依頼したことは素直に評価すべきだと思う。
サラリーマン根性のディレクターなら、そんな企画は危険すぎて即ボツにするだろうし、
アナウンサーも、わざわざあんな挑発的な質問しないはずだ。
銀杏の心根を理解していたからこそ、実現できたんじゃないか? と信じたい。


ちなみに…
峯田君のブログは、読む価値がある。
初期ブログも。



Posted by Johane at 2007年12月09日 02:05

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