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「ノート術」が書籍や雑誌の記事で人気らしいですよ。
人って、たしかにノートの補助なしではうまくアタマが回りません。
うまく生きてゆくためには、うまくノートを使え、ってことなのかもしれません。。
でも、iPhoneを使うようになってから、自分の「ノート」の使い方が
大きく変わっていることに気が付きました。
で、「自分とノートの付き合い方」について考えてみたんです。
これが、案外、おもしろかったのでエントリーに残しておきたいと思います。
自分が「ノートを利用する用途」は大きく3つあるように思います。
そして、それぞれの用途ごとに、「ノート」というデバイスに求める機能がちがうんです。
・アイディアをキャプチャするために
・アイディアを編集するために
※求められる機能:
- 時と場所を選ばず、すばやく情報化できること
- 編集の自由度
2) 「記録」する用途
・情報を他者と共有するために
・あとあとのなにかの利用のために
※求められる機能:
- わかりやすさ(他者が見てもわかる)
- 共有のしやすさ
- 検索のしやすさ
3) 「下書き」の用途
・レポートやプレゼンテーション作成のために
※求められる機能:
- 場所や利用時間の制約がないこと
- 発想や構成の制約がないこと
- 常に全体像を見通せること
これら3つの用途と求められる機能を、最大公約数的に満たすデバイスってなによ?
となると、「紙とペン」に落ち着くんですね。
これ、なるほど感があります。
実際、「フランクリン・プランナー」を10年くらい使ってまして
どちらかというと熱心なユーザーだと思います。
ところが、iPhone使うようになって変化するようになってきました。
この数カ月の間のできごとです。
じつは仕事柄、最終納品形体はデジタルファイルなんです。
企画書だったり、仕様書だったり、原稿テキストだったり、とデジタルファイルの形で渡すのがメイン。
デジタルファイルのいいところは、前にやった仕事をコピーや編集によって次の仕事に活かせること。
「紙のノート」→「デジタルファイル」
「デジタルのノート」→「デジタルファイル」
のふたつの作業を比較すると、たぶん後者のほうにかかる時間は数分の1。
仕事の効率を考えると、最初からデジタル化しておくとすごく効率的なのです。
一方で、デジタルツールというのは便利そうで不便なこともありますね。
たとえば紙とペンのようにさっと取り出しにくい、とか
アイデアを広げるためのメモなんかは感覚的に書く作業が大事なんじゃないか、とか。
そもそも、デジタルツールは不慮によるデータの消失という事態があるよね、とか
(実際、その昔シャープのZaurusを使っていた時にありました。全データの消失ということが)。。。
ところが、iPhoneを使うようになって…というか、
正確には…iPhoneやiPhoneとデータ同期するWebアプリを使うようになって
かなり効率的な「デジタルノート術」が構築できる環境が整ったことを実感するようになったのです。
いま自分が使っているツールの構成はこんな感じです。
・テキストエディタ (個人的に便利に使っているのはEmEditor)
・マインドマネージャ6 (マインドマップ作成&展開ツール)
・Evernote (PC版アプリ/Webアプリ)
・サブツール: iPhone
・Evernote (iPhone版)
・カメラ
・バックアップ: 手帳
・フランクリンプランナー バイブルサイズ
(1日1見開きタイプ。日本語版。ユニバーサル)
■基本的な使い方
1)情報のキャプチャ
1-1)パソコンを開き、テキストエディタでノートを取ります。
このとき、あとあとマインドマネージャに落とし込むことを考えてメモします。
具体的には…
・テキストエディタにキーワードを入力
・キーワードにヒモづく枝要素は、改行後に「tab」でインデントして書く
・インデント位置が枝要素のレベルになるように整理して入力
という作業をします。
テキストエディタを使いつつも、頭の中ではマインドマップを作成しているわけです。
1-2)ノートを取ったら、いったんテキストファイルの状態でファイル保存し、
「Ctl+A」(すべて選択)して「Ctl+C」(コピー)。
マインドマネージャを立ち上げて、そのまま「Ctl+V」(ペースト)します。
これが裏ワザ(?)
マインドマネージャに見事にマインドマップが出来上がります。
1-3)できたマインドマネージャファイルを保存。そしてPDF化します
1-4)できたPDFファイルをEvernoteの新規ページに貼り付けます。
方法は簡単。Evernoteを立ち上げ、「New+」に、PDFファイルのアイコンをドラッグするだけ。
Evernoteを同期させればPDFをiPhoneや任意のWebから参照できるようになります。
このとき、もとのテキストファイルもEvernoteにアップしておくと、いろいろ便利です
(ただし、EvernoteをiPhoneで利用するときにtabが使えないので注意必要)
1-5)ホワイトボードの内容や画像のキャプチャはiPoneでも、ケータイのカメラでもOK。
Evernoteには、固有のメールアドレスに写真ファイルを送信するとカンタン登録してくれる
という便利な機能があります。
2)情報の編集
2-1)一度マインドマネージャファイルにすると、そこからの情報編集スピードはアップします。
・マインドマネージャ上で、マインドマップとして編集できる
・マインドマネージャのプロジェクトマネジメント機能でTODO整理ができる
・編集した内容をWordやPowerPointにエクスポートできる
マインドマネージャは「デジタル・マインドマップ作成ツール」と言われることが多いのですが
実はマインドマップの原理を利用した「Officeドキュメント編集ツール」。
たとえば、打ち合わせで作成したノートをマインドマネージャのファイルにすると、
そのひとつのファイルから…
・作業担当と作業スケジュールを割り振って進捗管理ツールにエクスポートできるデータを作成
・プロジェクトドキュメントをパワーポイントファイルにする
…と、「ワンソース・マルチユース」が可能です。
このあたりの連携プレーはあまりにあざやかすぎて、Microsoft Office製品なのでは?
と疑ってしまいたくなるほど。
2-2)Evernoteも活用
写真やWebの画像の収集はEvernoteが活躍します。
1-5でも紹介したリアルな現場写真をメールで送るという方法のほかにも、便利な機能が!
「PrtSc」キーでの画面のキャプチャ操作でダイレクトにEvernoteに画像保存できます
(キー設定は変更することもできます。)
たとえば、PowerPointの企画書作成をするときは…
・テキストのあらすじをマインドマネージャで作成
・あらすじにそって必要な画像をEvernoteに集める
・マインドマネージャファイルを「PowerPointにエクスポート」
・PowerPointファイルにEvernote上の画像をコピー&ペースト
という手順で進めることで、精度も作業時間も大幅に削減可能です。
3)下書きの作成
3-1)外出先でのひらめきを活用
プレゼンテーションスライドを作成している最中で詰まったら、
マインドマネージャで作成したマインドマップ型のノートをPDFにしてEvernoteに入れて、
外出してはどうでしょう?
歩きながら構想を練るというのは、脳科学的にも理にかなってます。
歩くことで血流が活性化して「ひらめき」が生まれやすくなるから。。。。
思いついたことは、すぐにEvernoteのiPhoneアプリにメモ。
オフィスに戻ってからメモをベースにスライドを編集します
■補足
・デジタルファイル化することで、情報共有しやすくもなります。
マインドマップ化したPDFが大活躍です。
・テキストファイルでメモを作成しているので、Googleデスクトップを使った検索が容易。
保存するフォルダ管理をいい加減にしておいても、ファイル検索すればOK
・Evernote(Webサービス)に情報を残せるから、不意のデータ消滅を防げる
たとえPCのハードディスクが急死しても、iPhoneが水没したとしても、
Webサービス上に残ります!
この安心は代えがたいものがあります。
・Evernoteの「note」「タグ」を活用することで、事後の活用にも便利!
作成したノートに様々な観点からタグづけしておくことで情報を未来に活用できます。
しかもPCでもiPhone上でも、暇つぶし作業としていろんな情報にいろんなタグをつけられる、
というのは、結構楽しい作業です。
・とはいえ、デジタルデバイスは電池切れなどのトラブルもつきもの。
やっぱり最後の砦として、紙のなにかは持っておいたほうがいいですね。
…ということで、手帳は結局手放せないのかもしれません。。。。
Posted by Johane at 00:12 | Comments (0) | TrackBack (0)
渡辺淳一氏の「愛ルケ」の騒ぎも忘れそうになって油断していたら、
日経新聞の連載小説がまたまたあらぬ方向へ行ってるじゃありませんか。
芥川賞作家であり、芥川賞選考委員でもある高樹のぶ子氏の連載
「甘苦上海(がんくうしゃんはい)」のことです。
(※ここで連載が読めます)
もっとも「甘苦上海」を「愛の流刑地」と一緒にしたら、高樹先生に怒られるかもしれません。
渡辺氏の「愛ルケ」の妄想っぷりときたら、そりゃ、あなた!ファンタジー小説の領域。
「…ちょ、ちょっ! そんな都合のいい展開、ありえないから!」
執拗なまでに繰り出されるツッコミポイントの多さは"画期的"とも言えるほどで、
いちいちツッコむことを楽しみとするか、
逆に「はい、はい、これは想像の世界ですからね~」と意識的に流すようにしないと
先に読み進められない作品でした。
「甘苦…」をそんなファンタジー小説と並べて語るのは、本当に恐縮です。
街の描写や登場する人物たちの言葉が、体温や湿度、匂いを放ちます。
よはねは上海に行ったことありませんが、きっとこれがリアルなんだろうなあ、と
感じさせる迫力があります。
高樹先生のブログ「SIA=Soaked in Asia」
(意味は「アジア浸り」ということでしょうか)の説明には
作家高樹のぶ子氏がアジアの文学作品やその作家、
地域の人々との交流を通じて、自身が感じた「アジア」を発信していきます。
とあり、先生がアジアにただならぬ関心を寄せ、
また、日頃から丁寧に取材されていることがわかります。
しかし!
しかし、その綿密な描写に喝采しながらもなお、
「この日経新聞朝刊の連載小説は渡辺先生と同じ地雷を踏んでる」
と指摘しないでいられないところがあります。
物語の核をなす、主人公の恋人の描写です。
このふたつの小説は奇しくも
作家と同じ性別・同年代の主人公が、極端に若い異性と関係する
という、共通点を持っていますが、
その恋人があまりに主人公にとって都合よすぎる。
というところまでそっくりなのです。
「愛ルケ」の冬香も、「甘苦」の京も、美化のされ方がハンパありません。
(美化といっても、セックス・アイドルとしての美化なところがポイントです)
貞淑な妻が作家との情事では異常なまでの痴態を見せる…という冬香。
得体の知れない狂気と繊細なる悲しみを湛える日本人留学生、京。
…ほうら、ね?
いわゆる「萌え」要素を詰め込んでるというか、
オナニーするときの妄想キャラ設定みたいだと思いませんか?
そして、主人公が恋人とが「やらかす」シーンでは、その妄想が急加速します。
そして、なぜか「エロ・ファンタジー小説」の方に行っちゃってます。
「愛ルケ」ではブランデーの"わかめ酒"なんかが話題になってましたね(涙
そんなの、ありえないだろう、と。
でも、「甘苦」のこのシーンなんか読むと、あの感覚が蘇ってくるのです。
「…ほんとうに、セックスはいいんだよ」
「ミ…」
「紅子さんのココ、いいんだ、自分でわかってる?」
「診断書では…褒められてもいなかったけど」
「入り口に、猫の舌が仕組まれてる」
「…それも診断書には…無かった」
(「甘苦上海」第76回)
ありえね~!
果たしてこの「あまりにわかりやすすぎる」下ネタの仕込みは、
偶然の一致なのでしょうか?
もしかして……この連載コーナーの編集方針では?
なんて勘繰りたくなりませんか?
んっ? 編集方針?
んんっ? 編集部??
さあ、賢明な読者のみなさんならきっとお気づきでしょう。
そうです、あの編集部ならやらかさないわけがありません。
(…と、実はここからわたしの妄想なわけですが)
きっと、こんな会話がされてるに違いないんですよ!
以下、妄想の日経文芸担当編集部の会話
次長 「おー、元気そうじゃねぇか。東京はしっかし、寒いな。
ポコチンがちぢこまっちゃっていけねぇや」
じょろじょろじょろじょろ…
担当 「あ、あはは。相変わらずお元気そうですねぇ。
ああ、次長ご昇進、おめでとうございます!
東京は1年ぶりですか?」
次長 「おうよ、1年でご勘弁していただいたってところよ。
寒くっても、やっぱ本社がいいってもんだな」
担当 「あ、そういえば高樹先生の連載の件ではありがとうございました」
次長 「あ? あぁ、あぁ、おまえンところのオンナ上司な。あいつ、わかったみたい?」
担当 「はい、次長からのアドバイス、すごく参考になったって喜んでましたよ」
次長 「日経の小説はナ、日本の経済を元気にするエネルギーがなくっちゃダメなんだ。
社長たちが朝からぐぐっ、と来るコンテンツよ。
北方先生の連載もよかったなぁ!
毎んち支社行くのに「今日も喧嘩(でいり)だ」って気になったぜ。
改革路線を継続への援護射撃だったんだがな」
担当 「え? あ……は、はい、
あの連載のころは、まるで自分も喧嘩に強くて、革新的な経営センスのあるオトコ
になったような気分になりました」
次長 「んだろ? そうなんだよ。
そういうのが大事なんだよ、経営者のマインドに訴えかけるアトモスフェアってヤツだ。
でもって、女の時代の高まりを背景に高樹先生にバトンタッチだよ。
ところで、お前んところのあのオンナはまだ恋人ナシか?」
担当 「え? あ、デスクのことですか?
まー、アラフォーでデスクまでこなすスーパーレディですからね……。
ある意味、仕事が恋人なんじゃないですか?」
次長 「よーし、いいぞ。それでこそだナ」
担当 「え? ん? なンすか? 連載の話とデスクのことと、なんか関係ありました?」
次長 「はぁ? なんすかだと?
お前ナ~、ほんっとにそんな寝惚けたこと言ってっと、ぶっ殺されるぞ」
担当 「す、すみません」
次長 「今回の連載の、狙いどころはどこだかわかってんだろ?」
担当 「は、はい。……女性の経営者を元気にしよう、って企画です」
次長 「そうだナ。 …で、それだけだったか?」
担当 「え、えっと……、アジアの熱気と日本のビジネスとの相互作用とギャップが……」
次長 「阿呆!
お前のダメさはほんっとに変わってないな。
オバマの演説聞いてなかなかったのかよ? あン?
CHANGE! だ、 CHANGE!
チンゲじゃねぇぞ、チェンジっつってたんだぞ、コラ。
アジアと日本のビジネス云々なんか聞いて社長が燃えるか?」
担当 「え、ええと……」
次長 「ちがうだろ。
女性経営者を熱くする。
それと同時に、
男性経営者も熱くすることができるのかを
フィジビリティ・スタディする
…だろ?」
担当 「は?」
次長 「あんだよ、あの女は大事なところを抜かしてんだな。
渡辺先生の『失楽園』と『愛の流刑地』で図らずも実証されたのは、
濡れ場のある連載が景気をよくするってことだったろ?
あのパクリ絵事件のおかげでいい勉強させてもらったわけだよ」
担当 「まあ、偶然という話もありますけどね」
次長 「阿保! あれは偶然じゃねえ。シカケが成功したんだ。
朝から臍下丹田に気を満たした経営者がはりきったからこそ、
戦後最長の好景気になったんだ。
しかしナ、問題もあったわけだよ。
『愛の流刑地』を『愛ルケ』だとか言っておちょくる奴らや、
ほら、フェミニストまがいのバアさんたちな」
担当 「次長がデスク時代にぼくに教えてくれた
"大抗議は、大反響の仲間"って、あれですね」
次長 「一部では不買運動まで起こしかけてた、熱心な婆さんたちもいたわけだ。
実は、あれはあれで、ヤバい橋だったとわかったわけだ。
功もあれば罪もある、と。
そこで考えたンだ。
女の登場人物を濡れ場の道具にすると、目くじら立てるババアがしゃしゃり出てくる。
じゃ、男の登場人物を濡れ場の道具にしたらどうた? ってな。」
担当 「は、はぁ~」
次長 「おめぇは鳩か? 豆鉄砲食らってんじゃねぇぞ。
お前のオンナ上司が教えてくれなくったって、
それぐらい手前ぇでも気づくだろ?」
担当 「なるほど。たしかに、京が紅子さんのセックスの道具のように扱われてても
ぜんぜんムカつかないですね」
次長 「それどころか、男としちゃ、ちょっとムラムラっと来るだろ?」
担当 「た、たしかに…
ぼくも、紅子さんみたいな女性ならいいかもな、なんて…」
次長 「それだ!
おめぇみてぇに若い女の尻追っかけんのが好きな馬鹿男も、
高樹先生の筆にかかっちゃ宗旨替え、ってわけだよ」
担当 「じゅ…熟女好きになっちゃいますか?」
次長 「おうよ!
高樹先生の瑞々しい筆がいいじゃねえか!
京の描写なんか、お前ぇ、絶妙だろ? もう女性読者はメロメロらしいぞ。
あれが、おれっちみたいなリアルな男だったらどうなったと思う?
あの耽美的な世界は絶対に作れねぇ。
狂気と悲しさを湛える、ワルで、繊細で、美しい男だからいいんだ。
ヅカの男役みてぇな、ありそうでありえねぇ男だろ?」
担当 「いや、わかりますけど、それとデスクとはどういう関係が?」
次長 「まだピンとこねぇのか?
しょうがねぇ奴だな。全部おれに喋らすのかよ? え?
人事のことだからあんまりでけぇ声じゃ言えねえが、
そもそもデスクを女にしたのもそこに理由があンだよ。
女流作家の先生と、濡れ場の打ち合わせできるか? お前?」
担当 「いや……、やれ、と言われればやりますけど…」
次長 「阿呆!
お前みたいなの相手に打ち合わせしたら、先生がやりにくいだろ」
担当 「そ、そんなもんスか?」
次長 「女ってのは、女どうしが群れたときに真のエロスを発揮するもんなんだ。
わかんねぇか?」
担当 「そ、そうかもしれないです」
次長 「えーと、なんだ? ほら。
いま、しょんべん臭ぇエロまんがが流行ってんだろ?
女の腐ったようなオンナに…」
担当 「あー、腐女子ですね?」
次長 「そう、それよ!
女同志の変態同人ナ。
あれだってそうだろ?
あと、ベッドで変態ごっこして喜ぶののはたいてい女子校出身者だ。
杉田玄白のターヘル・アナトミアにも書いてあっただろ?」
担当 「 い、いやー、それは…」
次長 「その日本の由緒正しき学術的考察に基づき、
日経新聞の日本の景気回復プロジェクトとして投入されたのが、
お前んトコのオンナデスク、ってわけだよ」
担当 「ま、まじですか?」
次長 「あの女、見るからに欲求不満溜まってそうじゃねぇか。
ブスってわけじゃねぇし、頭もいい。
それにエロい話もフツーにわいわいやってるくせに、
男っ気がねぇ。
不倫もしてねぇと来てる」
担当 「そ、そんなことまでなんで知ってんですか?
…ちょ、調査を??」
次長 「ったりまえだろ、
言ってみれば国家プロジェクトみたいなもんだからな」
担当 「うっ、うちの連載小説って、国家…!!むぐむぐっ、おえっ、おえっ」
次長 「阿呆ったれ! 声がでけぇだろ。」
担当 「す、すみません。 あ、うえー、びっくりした。
次長、トイレで手ぇ拭いて濡れたハンカチを
口に突っ込むの、やめてください。おえっ、
えづきます、吐きそうです」
次長 「ま、こっちの見立て通り、あのデスクが、高樹先生とやってくれてるみてぇだな。
おかげでいい感じで盛り上がってきてるだろ。
ヅカの男役みたいな恋人ってのは、
オレみてぇな紳士からすっと、ちょっと、鼻につくけどよ。
エロスのレベルで言や、渡辺先生に比肩するってもんだろ?
高樹先生と、あのオンナとで、もっともっと妄想して
エロいファンタジーが盛り上がってくれるといいんだがな~」
担当 「ミミズ千匹だか、数の子天井だかの話が出てきましたね。
最近、堺屋先生や北方先生の作品で免疫が切れかけてたんで、びっくりしました」
次長 「いいだろ、あれ。 なあ?
ああいう、わかりやすい濡れ場や設定ってのが大事なんだよ。
女性社長には、愁いのあるホスト張りの京の魅力で、
男性社長には、紅子の発酵した熟女のエロさで元気になってもらう。
今度のは誰にも文句言わせねぇ。
社長も、フェミニストのババアも、朝からぐっと来て元気出すわけだ。
100年に一度の金融危機だ?
おもしれぇじゃねえか。
日本には日経新聞があるってところ見せてやろうじゃねえか? ナ?
アメリカも、欧州も、他のアジアも出し抜いて、
ばつーん、とV字回復してやんのよ!
このプロジェクトが成功したら、
中国、韓国、台湾あたりの経済新聞でも展開するってことになってんだ」
担当 「いや、日本だから許されるんであって、
アジアの各国がそんなにモラルに奔放ってわけにはいかないんじゃ…
(ぶつぶつ)」
次長 「俺が担当だったら、紅子に
『ひぃー、かんにんや、堪忍してぇ』
って言わせてぇなあ。社長たち、燃えるぜ~」
担当 「そ、それは、団鬼六先生の十八番(オハコ)っす!」
次長 「京が
『ええか、ええのんか? 最高か?』
ってのも喜びそうだな。くっくっく」
担当 「それは鶴光師匠!」
次長 「ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ言いやがるなあ。
じゃ、お前ぇはどうなんだ? 腹案あンのか?
えっ?
日本の社長たちが熱くなるような濡れ場だぞ、コラ!」
担当 「……」
次長 「あン? なんだと? 聞こえねえだろ」
担当 「わたしを…」
次長 「わたしを?」
担当 「わたしを……殺して」
次長 「お前ぇ、マジでぶっ殺されたいだろ?」
以上、妄想終了!
※本エントリーの青地部分は完全なフィクション(妄想)であり、
実在する企業や個人とは無関係ですのでご了承ください。
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Posted by Johane at 05:04 | Comments (0) | TrackBack (3)
ちょっと笑えるというか、呆れたお話です。
昨日、近所にY電機の大型店ができました。
前日の新聞に入った折り込みチラシも大型で、B3サイズの冊子型8ページ。
表紙には
「でっかくOPEN!」
「とことん値切ってください」
の文字が並んでいます。
オープン当日の朝、妻が、友達とふたりで出かけました。
「とことん値切ってください、って、いい姿勢よねー!」
この不景気の嵐が吹き荒れる中、そういうメッセージに、みんな敏感です。
ところが…
お店に入って、欲しい商品を手にして、いざ値切ってみると…
店員 「あ、値引きはできないんですよ」
妻 「はぁ?」
店員 「すみません、うち、底値でお出ししてますので…」
妻 「じゃ、チラシに、"とことん値切ってください"って書いてあるのは、あれ、なんなの?」
友人 「そや、そや。おかしいやん」
店員 「え、あ、…そ、そうですか。ちょっと待って下さい。聞いてきますので」
(店の奥に消えてゆく)
店員 (店の奥から出てきて)
「やっぱ、無理なんですよ。すみません」
妻 「はあ~? なんじゃ、それ?」
妻は、もう二度とあんな店に行くものか、と鼻息荒げてます。
「きじも鳴かずば撃たれまいに」
の諺が正しいのかどうかわかりませんが、この電器店さん、「値切ってください」と書いたばかりにお客の反感を買ってるわけです。
では、どうすればよかったか?
「値切ってください」と言われれば、値切りますよね(笑)。
できないのなら、最初からそんなこと書かなければいい。
代わりに
「うちはすべて底値で勝負です!」とか
「他店より高いものがあったら言ってください」とか
書きようはあったはず。
しかしお客さんに行動を促進する提案っていうのは大事です。
「うちは底値で勝負です」なんて自己紹介しても、誰も振り向きません。
「お客さん、○○してください」
という提案は、インパクトあります。
「来て見て、ぜひ、地域の底値をお確かめ下さい!」とかにしたらどうなのかな?
いずれにせよ、チラシの内容や提案を店員が知らない、意図を理解していないというのは大問題。
「チラシは本部のチラシ制作部署と代理店が勝手にやってるから」
みたいな言いわけするのかもしれない。
ずっとずっと、言いわけしてたらいいんじゃないでしょうか。
お客さんはそういう「ダメさ加減」には敏感ですよ。
メディアは、企業の、店の「コトバ」です。
自分のコトバをいい加減に使ったり、誰かのせいにしたりする人はダメだと思います。
つまり、メディアを軽んじると、お客は離れる、というわけです。
これ、でも、全部の企業の、ぜんぶのメディアで言える話です。
Posted by Johane at 17:51 | Comments (0) | TrackBack (0)