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2009年02月06日

「甘苦上海」 朝萌えで日本経済を活性化!妄想編集部 第2回

[エロティーク]

以前、「エロ・ファンタジー」と紹介した、
日経新聞朝刊で高樹のぶ子さん連載の小説『甘苦上海』が、ものすごくいい感じになってきました。

主人公の50代女性社長=紅子が、容姿端麗で気まぐれな日本人留学生=京とのセックスに溺れる…
という空想ファンタジーが続くのか、と思いきや、
ひょんなきっかけで知り合った、うだつのあがらない上海駐在員のサラリーマン松本
(なぜか関西出身。癒しのシンボルなんかしら?)との情事を境に
京に対しての思いが変化しはじめています。


む~。。。この展開は、さすが!高樹先生。。。。。

「肉体的なエロ」から「精神的なエロ」への、パラダイム・シフト。。。


美しい暴君として君臨し、紅子に不安と性的快楽を与える立場だった京が、
松本との関係によってすっかり態度豹変した紅子にたじたじになり、
セックスにおいてもリードされる立場に変じる様子は、逆にものすごくエロいではあーりませんか。

(『愛ルケ』の、表面的なエロさがどんどん小さくなってゆきますね~。)


さて、本ブログでは、
不況期に日経朝刊の連載小説が<異常なまでに艶っぽい>作品を掲載するのは
裏に「朝刊小説で日本経済を元気にする」という極秘プロジェクトがあるため…
という妄想を『愛ルケ』の頃から展開しております。

『甘苦上海』のこの大きな物語の変化に、
あの妄想編集部のふたりはどんな会話をしているんでしょうか。。。。

以下、妄想の日経新聞社内トーク!

(登場人物)

担当 日経新聞朝刊の小説などを担当する文芸担当編集部員。
     作家先生の担当はしていないが、イラストレーションの作家のキャスティングなどを手伝う。
     上司である女性デスクが「甘苦上海」を直接担当している。
     自分は地味な割に、お水っぽい女性が好きで、次長(元デスク)からはからかわれている。
     ※あくまで妄想です!     

次長  その昔、「愛ルケ」などを担当した文芸担当デスク。担当の元上司。
     そのため担当は、いまだに「デスク」と呼んでしまうことがある。
     「愛ルケ」のヒットの後、定期人事異動で支社勤務に。
     最近ふたたび本社に復帰。現在、新規事業開発次長をしているらしい。
     名言や格言風の屁理屈が得意。
     ※あくまで妄想ですよ!!

担当  「デスク…じゃなかった次長! どうしたんです? 元気なくないですか?」

次長  「おー、兄ぃちゃん、これが元気でいられるかっつんだよ」

じょろ、じょろ、じょろじょろ…

担当  「なんスか? おしっこもぜんぜん切れが悪そうっすね~」

次長  「おうよ。新規事業の提案がぜんぜん通らねえ。
      
      しかしなんだって新聞社ってのは前例だとか伝統にこだわるかな~。
      アメリカじゃ、国を挙げてチェンジだって言ってんのにな。
      100年に1度の経済危機に、前例だ、伝統だなんて言ってたら、
      会社が潰れるっつんだよ。
      アホだな」

担当  「でも他社からみたら、ウチはマシなほうですよ。
      どこも広告収入は三分の1以下、販収もつるべ落としらしいじゃないですか。
      次長なら、ぜったい面白い新規事業を実現するにちがいないですよ!

      ところで、例のプロジェクトはどうなってるんですか?」

次長  「はぁ? なんのプロジェクトだよ?」

担当  「…ほら、…あの、高樹先生のですよ…」

次長  「あ、スイートビタープロジェクト
      んん~。なんだかなぁ。  
      俺は、ちょっとどうかと思うんだよ、最近の話。
      あれはあれで人気あるみたいだけどな。」

担当  「スイートビター! なるほど~。 
      次長はあの展開、嫌いっすか?
      ぼく、ものすごくノッてるんですけど。
      うだつのあがらない男性たちは、きっとみんな快哉叫んでますよ。
      あの紅子さんを、まさかまさか、ダメダメなメタボ男が変えちゃうだなんて!
      あれって、自信をなくしているビジネスマンへのメッセージなんですよね、きっと?」

次長  「知らねえよ。
      俺はナ~、ああいう展開は、正直、よくわからねぇ。
      そもそも美しくねえだろ?
      紅子はメタボにヤられてよがっちゃってるだろ。
      あれはないだろ。」

担当  「は? 次長、それ、冗談で言ってます?」

次長  「なんだよ、冗談って?」

担当  「いや、あそこはものすごく美しいと思うんですけど?」

次長  「はぁ? なんだと?
      お前、いつからそんな偉そうな口叩くようになったンだ? 
      紅子は誰彼かまわずよがってんだぞ? あれじゃ、ただのヤリマンだろ。
      そんな女のセックスに日本の社長たちは萌えねぇだろ?」 

担当  「そうスか? ぼくはそうは思いませんが」

次長  「ほ~。いつになく強気だなぁ、坊ちゃん。
      女デスクに可愛がられて、気分上々ってか? おい?」

担当  「いや、そんなんじゃないです。
      ただ、ぼく、すごく松本ってキャラクターに共感してて…。
      松本の立場からすれば、まさか紅子さんが自分なんか相手に
      するわけない、って思ってたはずですよ。
      それが、…なぜか、紅子のほうから『2番目』なんだって言うわけですよ。
      え? まじで? 俺が? なんで?
      って。最初は半信半疑なんですよ」

次長  「そうだナ。 金で彼女囲ってたような、モテねぇデブなら、余計、な。」

担当  「松本は、傷ついてたんです、黄蓉のことで。
      そんな松本を呼び出して、部屋にまで来て。
      キツい言い方なんかもすごくするんだけど、
      結局、紅子さんは松本を、大きな母性で包んで、
      癒してくれたんです。
      
      よく、昔のエロいコンテンツの表現であるじゃないですか。
      紅子さんって…まさに……「観音様」ですよ。

      これって、うだつのあがらないビジネスマンへのエールですよね?
      紅子さんは……というか、高樹先生は、
      元気なくしてる日本のビジネスマンたちを応援してくれてるんですよね?
      経営者とか、大作家とかじゃなく、
      どこにでもいるような、サラリーマンの男たちを……。。。」

次長  「かあああああああっ、阿呆! 
      お前の浅さはほんっとに変わってないな。
      グレート・バリア・リーフか、おい? 水平線の果てまで浅いだろ。 

      紅子は京に相手にされない不安があった。      
      そんなとき、目の前に失恋して傷ついて、ぐちゃぐちゃになってる、
      絶対セーフな男がいた。
      だから、その体で欲求不満を満たした。
      そういうことだろ?
      あっちの男、こっちの男、見境なく寝るオンナってことだろ。
      観音様だ? はあ? 尻の軽い50女の間違いだろ? 
      タチわるすぎるだろ?」

担当  「。。。 
     次長。
     次長って、
      奥さん、中学校の同級生でしたっけ?」

次長  「んんんっ? はあっ?
      …そ、そ、それがどうかしたか?」

担当  「失礼ですが、ズバリ、次長の奥さんて、
      男っていうと、次長のことしか知らないんでは?」

次長  「ば…、ば…ばっきゃろ。
      なー、なー、なー、なーに言い出すんだ、この、ぼぼっちゃん。。。」

担当  「へー。
      奥さんって、次長に処女捧げて、
      それからずっと次長に添い遂げてるってわけですね。
      そっか、そっか。。。。」

次長  「なんだ? このやろう? それがどうしたっつんだよ?」


担当  「つまり、次長は誰とでも寝る女を軽蔑してますよね? ってことです。
      そういや次長の好きな冬香は、
      たしかに菊治とは寝たけれど、夫とは性的な関係がなくなっていた…。
      そうですよね?」


次長  「ばかやろ、日本には純潔って言葉があるだろ、純潔ってのがよ…。
      美しい文化だろ。」


担当  「そういう次長は、奥さんひとりの純潔なんでしたっけ?」


次長  「お…お…おまえ、
      そりゃー、男は男の理屈があるし、
      女は女のルールがあるんだよ」


担当  「それは、次長の信条ですか?」


次長  「ば…な、なんだ?。。。 そ、それは…
      なんだ、ほ、ほら。。。。。
      日本男子の伝統だ。
      戦前まではナ、一人前の男は、妾ってのを持ったもんなんだ」

担当  「ほー、『伝統』ですか、次長」


次長  「おう、おうよ」


担当  「アメリカが国を挙げて、チェンジしようってときに?
      日本の男と女は『伝統』ですか?」


次長  「!!!! 」


担当  「ぼくは違うと思いますよ。

      紅子は、恋する女であると同時に、
      経済発展を旗印に肩肘張って生きてきた日本人の姿そのものなんじゃないか
      って思うんです。
      せっせ働いて、お金持ちになって、海外にも進出した。。。。

      スマートで容姿端麗だけど、やんちゃな若い恋人京は、さしずめ、米国のメタファーです。
      いままでは京に合わせよう、嫌われたくないって、一生懸命いい女を演出してた。
      まともに話もできないくらい、ドMの女だったわけです。

      ところが松本という、ちょっと自信なさげでダサイけど、傷を負った男と出会って、
      そして、ひょんなことから交わってしまったことで
      自分自身に対する見方が変わり、そして、京に対する見方まで変わった。。。。
      今週のセックスシーンでは、京をリードする場面までありました。

      Mオンナから女王様への変身。
      まさにチェンジそのものです。
     
      そして、松本は、おそらく、日本か…あるいはアジアの国々のメタファーです。
      高樹先生は、足元を見ろ。アジアの国々と、まず交われ、
      米国だけと交わってたら、本質が見えなくなる、
      って話をしているんじゃないでしょうか?


      純潔って、言葉はキライではありませんし、
      ぼくもそういう生き方も悪くないと思います。
      でも、いろんな交わりを持ってこそわかることも多いと思う。
      
      なにより紅子が松本と交わったのは、
      自分のため半分かもしれませんが、松本に対する慈悲もあった。
      
      それって、汚いどころか、美しいことだと思うんです。
      間違ってるでしょうか?」

次長  「お…お前…。。」


担当  「まあ、。
      ぼく、じつは次長たちがそういうシナリオを描いてるのかな、って想像して
      聞いてみたかっただけなんですけど。
      な~んか、違ったみたいですね」


次長  「お、お前…。
      ちょっと離れてる間に、大人になったな。。。。」


担当  「なーに言ってんスか? ぼくはいつまでたっても次長の部下っス!
      次長のおかげで、視野を広く持てるようになりました。」

次長  「は、は、ははははは。
      そ、そうだな。
      ははははは」


担当  「でも、時代はチェンジっす! 
      ユーキャンドゥイット、っす!」

次長  「……」

担当  「部長、元気出していきましょう!」

次長  「お、おう!」

担当  「じゃ、新規事業企画の方も、がんばってくださいね!
      応援してますから!」

次長  「あ、ああ…。おう!」

担当  「お疲れ様です!!」


次長  「お、お疲れ…」

……


次長  「…だな。
      俺も、変わんなくっちゃだナ。。。。。

      …うっ! やべぇ、

      俺、いま、違う方向に変わっちまいそうだったぞ…。

      なんで俺のカラダに、奴の「猫みたいに体温の高い動物」が
      入り込んでくるの、想像してんだよ!(照)

     
  

以上、妄想終了!

※本エントリーの青地部分は完全なフィクション(妄想)であり、
  実在する企業や個人とは無関係ですのでご了承ください。



Posted by Johane at 2009年02月06日 17:10

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Comments

職場からだとアクセスできるので、職場からです。私のMacでは、どうしても見られませんでした。
今回も笑わせてもらいました~^^
でも、ちょっと深いものがありますね。
私は紅子さんは、松本への慈悲で「寝てあげた」とは思わないんです。二人の、若い恋人との関係は似た者同士だから、紅子さんが上から目線だったとは思わないけど、とにかくこの関係で、何かがふっきれたんでしょうね。

アメリカとアジアの経済までお話が広がって、う~ん、さすがはよはねさん、と、感心しちゃいます。日本経済、Look Asia で変わっていくといいですね。あ、変えるのは「エロの力」でしたね。

次回の記事も楽しみにしています!

Posted by: palette at 2009年02月10日 13:45


Paletteさん、ありがとうございます。

たしかに紅子さんの松本への気持ちは「寝てあげた」ではないですね。
わたしのセリフ回しがうまくなかったのですが(汗
そういうふうに紅子さんを動かした高樹先生の采配が「慈悲的」だったかな、
ということでした。。。

でも、最近の松本との情事を見ていると
この若い編集担当の読みはちょっと外れてきましたね。

個人的には、松本が「暴君である紅子さん」に惹かれるのは、なんとなくわからんでもないですが
なんで紅子さんが? というところの納得感が
いまひとつないんですが、女性目線ではどうなのでしょう?

たしかにこのふたりのセックスは艶めかしい。
でも少なくとも「エロの力」はない、
という風に感じてしまいます。。。。

Posted by: JOHANE [TypeKey Profile Page] at 2009年02月17日 01:27



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