2009年06月30日
つまんないものはつまんないよ
「つまんないことはつまんないよ、
ニューヨークでもパリでも、
ロンドンでも東京でもね」
多感な年頃、中森明夫さんの短編小説
「東京トンガリキッズ」にやられた一人です。
「東京トンガリキッズ」は80年代ポップカルチャーを語る上では
無視できない存在の短編小説。
当時、トンガった若者(とそれに憧れる若者)たちが愛読していた
パンクやニューウエーブの情報誌「宝島」に読み切り連載されていたのです。
いま読み返してみると、
小説としては相当な荒削り作品で、びっくりしたりもするのですが(笑
当時のキーワードや、音楽、時代の体温のようなものを感じて
結局、とても感動してしまいます。
先日、清志郎が亡くなったという報道を見たとき、
やっぱり思い出さないではいられなかった……。
たぶん、一部の人にとって「トンガリキッズ」は
いまも、そういう、心の真ん中で生き続けているコンテンツなんじゃないか
と思います。
冒頭の「つまんないものは…」は、
その東京トンガリキッズの作中に登場するキャラクター、ローリーのもの。
読み切り短編のトンガリキッズには珍しく、2回登場する
男のコみたいな女のコのキャラクター。
中森さんもお気に入りの登場人物だったにちがいありません。
じつは、そのローリーに、先日、会ってきました!
…って、妄想の世界の話じゃなくて(笑)。
本物のローリーに……というか…、
正確には、「ローリー」のモデルになった方と
ご縁あってお会いしてきたのです。
当時高校生だったよはねが41歳になってるくらいですからね(笑
ローリーも同じくらいの年齢になっていらっしゃったわけですが、
…
めっちゃ美人で、自然体で、パワーあふれてて・・・・
腰が抜けそうなくらい、ステキな方でした。
さすがローリーのモデルになっただけのことはあります。
うまく言葉では言い表せませんが、
この世にやってきた天使とお話してるような気分です。
「つまんないことはつまんないよ、
ニューヨークでもパリでも、
ロンドンでも東京でもね」
…は、高校生だった彼女が当時、よく言ってたセリフなんだとか。
つか、そんなこと口を突いて言える高校生って、
どんだけカッコイイんだよ? と思いましたけど
実際、高校生当時、彼女はトーキョーの、エッジーなみなさんの間では
有名人だったようです。
(このあたりはローリーの設定にも生きてますけど)
たくさんお話して、
よはねはすっかり大ファンになって帰ってきましたけど
彼女の、とってもイカしたコトバをひとつだけ。
「もう資本主義の時代は終わりですよ。
これからは愛の時代。
ありがとう、って言われた数がお金になる時代なんです。
だから、愛を持って仕事してる人たちは
もっともっと自信持ちましょ?
ほら、わたしたちの時代ですよ!」
涙が出そうになりました。
TEDあたりでスピーチしてもいいんじゃないかな(笑)
このステキな出会いを神様に感謝します。
Posted by Johane at 23:49 | Comments (0) | TrackBack (0)
2007年12月09日
銀杏BOYZ NEWS23に生出演。
銀杏BOYZの峯田くんが、いよいよ凄いことになってきている。
「銀杏BOYZ? なにそれ?」
という方には、ぜひ心を込めておススメしたい。
おそらく、いま日本で最も危なっかしいところを歩いているバンドだ。
ボーカルの峯田くんは、「天才アーティスト」のひとりだ。
彼について、20年後の音楽ファンも語っているに違いない。
(小ネタではあるが、「SPA!」のリリーフランキーさんとみうらじゅんさんの連載
「グラビアン魂」で、峯田君は初めての男性モデルとなった。
あの御大ふたりも”惚れている”らしい)
銀杏BOYZは、あまりテレビなどに出ない。
活動の中心はライブだという。
しかしそのライブでは流血、火傷、骨折、猥褻物陳列が多発している。
破壊的・反社会的なアクションの経歴を表面的な情報として捉えれば、
テレビ局としては「扱いづらいアーティスト」の筆頭だろう。
テレビに出ないのは、実は「いままでどこからも声をかけられなかったから」と
峯田くん自身がブログで明らかにしている。
しかし、銀杏BOYZの、峯田和伸の、その滅茶苦茶なパフォーマンスの根っこにあるのは、
破壊願望でも、自己顕示欲でもなく、「圧倒的な優しさ」なのではないか。
そして、銀杏BOYZを愛している若者たちはそれをよく理解している。
こんなことを書くと、まるで10代の男子のようだけれど、
峯田くんは、ある種の霊媒師のような能力を持っていて、
観客、あるいは相対する人の持っている「心」を感じてしまう力を持っているのでは
ないか、とオイラは読んでいる。
ステージの上でメンバーに激しく体当たりし、めちゃくちゃに暴れて機材に激突し、
スピーカーから飛び降り、観客席にダイブし、
体中をざくざくと切り、鼻血を出し、骨折し、大火傷する。
ときにはツアーを中止させるような大怪我をして入院までしてしまう。
その姿はまるで観客の「心」をうけとって、身代りに自傷しているイタコのようだ。
歌によって、観客の心や、不安や、攻撃性を引き出し、
自らの体を張って、自らを生贄にすることによって、その呪いを
清めているようにすら見えるのだ。
そんなわけで、自らを犠牲にしてぼくらを救ってくれている
…かもしれない峯田くんの歌に、おいらたちは意味なく感動してるんじゃないかな。
こんなことを長々と書いたのは、先日、彼らがテレビ生出演を果たして、
それがブログで話題になっているからだ。
NEWS23の番組としての姿勢を揶揄している人も少なくない。
いやいや、しかし彼らに生出演依頼したことは素直に評価すべきだと思う。
サラリーマン根性のディレクターなら、そんな企画は危険すぎて即ボツにするだろうし、
アナウンサーも、わざわざあんな挑発的な質問しないはずだ。
銀杏の心根を理解していたからこそ、実現できたんじゃないか? と信じたい。
ちなみに…
峯田君のブログは、読む価値がある。
初期ブログも。
src="http://www.blogpeople.net/display/TB_People/tbp03991_utf8.js">
Posted by Johane at 02:05 | Comments (0) | TrackBack (0)
2007年11月05日
UNIQLOCKの引力
しばらく前から、TOPページにUNIQLOのブログツールを貼っている。
「UNIQLOCK」
この美しさ!
いちど見始めると、ざっと10分くらいは時間をつぶしてしまう。
貼り付けたときには夏バージョン?だったのに、
いつの間にか冬バージョンになっているのだ。
しかも、日中と深夜とで曲がちがう。
(これも、今日気がついた)
やれやれ、また10分、鑑賞するとしようかのう…。
この女性ダンサーたちの透明感がすばらしく美しい。
クラシック・バレエ風な振り付けも、
4人の揃った動きなんかはオイラが指摘するまでもなく
美しいのはわかりきっているんだけど、
髪が顔にまとわりついたり、
ポーズを決めた後に、目がきょろっと動いたり、
なにげない瞬間に、ものすごい引力を発生させているダンサーがいる。
ダンスというよりは、「偶然の動き」や「しぐさ」にしか見えないのだが、
注意していると、そのダンサーはかなり意識的にそれをやってのけている。
その一瞬の仕事が、印象を大きく左右しているのがよくわかる。
打ち合わせ通りにステップを踏んで、練習した通りにリズムをつかむ。
でも、ほんの少しだけ、自分の世界への扉を開いてみせてあげるのだ。
でも、それってダンスだけの話じゃないと思う。
「プロの仕事」ってのは、つまり、こういうことだ。
いやー、感動した。
Posted by Johane at 05:08 | Comments (2) | TrackBack (0)
2005年10月04日
女性は宇宙と繋がっている。じゃ、オトコは何と?(2)
こんにちは。
dengenのお手伝いをさせて頂いている「よはね」と申します!
プロデューサーHさんの「dengen熱」に伝染し、発熱。
おもにモバイル企画などのアイデア出しに参加させていただいてます。
自分自身、これまでに他のファッションイベントのプロデュースとモバイルサイト制作に携わってきた経験があり、なにかのお役に立てればと昨年の「コモンスレッズ」より参加させていただいています。
…って、いつもと雰囲気ちがう?(笑) 実は、来月上野で開催されるdengenというファッションイベントにお手伝いで参加しているのだが、上はそのサイトで書いた挨拶文(一部名称変更済み)。
もう3ヶ月くらい前になってしまうけれど、「宇宙と繋がっている」女性が身近にいる、と書いた。
実はこのイベントのプロデューサー、原さんがその人である。
昨年秋、彼女がまったくの未経験から立上げ、プロデュースしたファッションイベント、「コモン・スレッズ ジャパン」は今や伝説となっている。
御茶ノ水・神田明神の境内を舞台に、テーマは和服のリサイクル。贔屓目に見てもニッチなこのファッション・イベントに2,000名超のギャラリーを集めた。ライトアップされて壮麗な姿を見せる神田明神の本殿をバックに、リメイクされた和服を身に付けたモデルたちが石畳のランウエイを歩いたかと思えば、銭形平次が賊を追い、大道芸人が口から火を吹く。女性和太鼓ユニットが空気を揺さぶる。
参加したギャラリーやボランティアスタッフはもちろん、場数を踏んだモデルたちさえも
「(うまくコトバで説明できないけど)感動した」と目を潤ませた。(その様子はコチラ)
オイラ、それまでには何回かファッションイベントの裏方の経験をしてきたが、「コモン・スレッズ」みたいな空気は初めて。
たとえるなら、「雷」か? ピカと光って腹の底を重くズシンと震わせる。そのくせ後で妙な爽快感がある。もしかすると、地球の中から何か大きなエネルギーが出てきてオイラたちを撫でて言ったのではないかというような錯覚!
原さん、まったくもって恐るべしである。
「晴れ女」っぷりにも脱帽だった。イベントの前日も翌日も雨降りだったというのに、当日だけ驚くような「快晴」。
しかもしかも、翌日の産経新聞の一面をイベントの報告写真が飾ったのだ!
(ご存知の通り、新聞の一面写真は完全な編集の判断で決められる。強運どころの騒ぎじゃないのだ)
もう、原さん、まったくもって参っちゃうしかないのである。
で、今年ふたたび、「伝説」の第二幕が11月14日に開く。
名前を「dengen」と改めて、場所は、上野の東京国立博物館、「法隆寺宝物館」。
開場は18時。
この「弱音BLOG」を05年11月14日より前に読んだあなたは幸せである。
なぜなら、「伝説のファッションイベント」の目撃者になれるから。
(運がよければ、プロデューサーの原さんを目撃できるかもしれない。
当日はきっと、血相を変えて小走りしている筈で、見つけやすいはず・笑)
その、雷みたいなエネルギーを、ぜひ感じてほしいのだ。
なんと、今年のテーマは「鯉のぼり」! (なんで? と思った方はコチラ)
そして参加デザイナーさんはこんな顔ぶれ!
行きたくなったアナタ、コチラに!
今年も、がっつりと参っちゃってみようと思っている。
…もちろん、よはねはボランティア参加っすけど!
Posted by Johane at 22:33 | Comments (7) | TrackBack (2)